ライバルを協力企業にしてしまう方法

競合相手のリサーチ

マーケティング戦略を考えるときには、
できるだけ柔軟な思考をもってのぞむことで新しい発想を得ることができます。

自社製の製品やサービスをこれから販売しようとするとき、
まず最初に気になるのが競合他社や、
販売拡大に邪魔になるのではないかと思われるような企業・製品の存在です。

この場合の邪魔というのは、同業他社ということだけでなく、
消費行動を阻害すると思われる全てのことです。

例えばボーナスの時期に一斉に販売が開始される、
家電新製品と海外旅行のパッケージツアーとでは、
全く製品の質は違いますが消費者的にはどちらか一方のみを選ぶこととなる場合が多いため、
広い意味での競合相手となるわけです。

このような競合が予想される相手について詳しく調査することなしには、
効果的なマーケティング戦略を考えていくことはできません。

実際にあった例ですが、
10年あまり前より若者の間で爆発的に流行をしたカラオケでしたが、
数年の間に業績は下降する方向になってしまいました。

これはカラオケに行くことよりも携帯電話を使ったコンテンツを楽しむという方法が
より若者に受けるようになってきたためではないかと分析されています。

ですがだからといってカラオケ提供企業は
携帯電話サービスに対して効果的な防御策をとることはできません。

そこで必要になってくるのが「ライバル」を「共生相手」として
前向きに自社製品のマーケティング活動の一部として取り込んでいく発想です。

この問題に対処するため、一部のカラオケ配信企業では、
携帯電話を通じてカラオケの音源をダウンロードできるサービスを開始しました。

カラオケで流れる曲の様子はカラオケ店に行かないと聞くことができなかった
というニーズに対応するもので、月額登録会員となることで、
携帯電話からフルコーラスで好きな曲のカラオケを聞くことができるようにしています。

これによって、携帯電話で聞いた曲をカラオケで歌いたいという
消費者行動を促進することにもつながり、
さらに会員登録費による売上も確保することができるようになりました。

参考サイト:JOYSOUND ケータイでカラオケ練習

効果的な打開策を

マーケティングにおいては、自社製品の販売経路を守るために
囲い込みに躍起になる企業も多いのですが、
社会的ニーズの流れの早い現代においては
むしろ逆効果として先細りを招いてしまうこともよくあります。

そんな場合には全く逆の発想をもって新しいマーケティング方法を考案することで、
効果的な打開策とすることができます。

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